木戸 寛孝NPO法人世界連邦21世紀フォーラム理事長木戸 寛孝

代表、木戸寛孝からのメッセージ

これまで、人間の最大の脅威は「人間による暴力」(=戦争)でした。けれども、21世紀の最大の脅威は、より長生きしたい、より便利に暮らしたいという一人ひとりの無制限な欲望といえるかもしれません。個人的欲望を充足させるために、「生命の存在基盤」といえる世界(マクロでは地球環境、ミクロでは素粒子およびDNA)に介入する一方で、そこから生じてくる逆効果に対し、どう向き合っていけばよいのかを、人類はまだ政治哲学として持ち得ていません。自由という名の下に発揮される際限のない個人の欲望が経済や政治を突き動かし、全体の破壊へと人類を導くことさえ考えられます。そのため、既存の法的枠組みでは太刀打ちできないでいる自然環境破壊、遺伝子工学や神経工学によるモラルハザードにも、適切な限度とバランスを与えられるだけの力を持った「哲学・原理」の構築がいま求められているのではないでしょうか。

「人間は、本来、知ることを欲する。」(アリストテレス)叡智の探求は、人間がこの世に生まれると共に背負わされた運命であり、これは人間の最も人間的な情熱であるといえます。また、学問はただ存在の根源を暴き出すことにあるのではなく、存在の大地のうえにしっかりと足を踏みしめて、人間が人間らしく堂々と歩むためのものでなくてはなりません。もし、現在の歴史が誤った歴史であるならば、それを正しい叡智に従って創造し直すべきであると、私たちは考えます。「可能性の限界を知りたかったら、可能性を越えて、不可能の領域に進むしかない。」(アーサー・C・クラーク)認識不可能とも思える複雑難解な「生命をもたらした宇宙の仕組み」を、世界中のオーソリティが一致協力することで解明できたとき、はじめて正しい実践(新たな歴史の創造)へと、人類は移っていけるのではないでしょうか。

そこでNPO法人世界連邦21世紀フォーラムでは、普遍的な人類愛と「全体の破壊をさけるという目標は他のいかなる目標にも優位しなければならない」というアインシュタインの平和原則に基づきながら、次の時代を切り拓く新たなビジョンを、あらゆる角度から検証し創造していくことを試みます。このチャレンジによって、いつしか人類は“正しい平和”と“愛と共存”の扉を歴史の上に開く時が来ることを確信して、本フォーラムを開催して参りたいと思います。

可能性に満ち溢れた未来を切り拓こうとする志民の皆様、ぜひとも『NPO法人世界連邦21世紀フォーラム』にご参加頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。