2020年09月08日 [ 講座終了 ]

ピースビレッジ第69回「世々代々の公共幸福に向けて: 湯川秀樹先生の素領域理論を応用した形而下と形而上とのつながりの探索」

講師:秋山知宏(神戸情報大学院大学 情報技術研究科 客員教授)

湯川秀樹先生は、できるだけ根本の問題をやりたい、あるいは一番わからないところを、未知の領域を研究したいと願い、実践した人であった。
湯川先生は亡くなるまでの間に、中間子理論と素領域理論という2つの理論を示された。
それは同時に、人としての生き方を追究する道でもあった。
現代を生きる我々にとって根本問題は何なのか。
本講では、この世界はいかにあるか、この世界でいかに生きてゆくべきかという、世界と自己の探究の一試みの経験を共有したい。
とりわけ、湯川理論を応用することによって形而下と形而上とのつながりを解明できる可能性があること、それを解明できれば人類のパラダイムが変わり、心を共に磨き合い、志を共に高め合い、智慧を共に開き合い、誰もがイキイキと生きられる清らかな社会に変わる可能性があることを共有したい。

■秋山知宏(神戸情報大学院大学 情報技術研究科 客員教授)

1978年群馬県生まれ。1998年に地球環境問題の解決を志し、2007年に名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。東京大学大学院新領域創成科学研究科助教などを経て、現在、神戸情報大学院大学客員教授、東京都市大学客員准教授、京都大学研究員、京都フォーラム共働研究員、上智大学非常勤講師、KAIQUA合同会社副代表、会社顧問。人類は今まさに文明的岐路に立っているという認識のもと、世々代々の公共幸福のために幅広い関心をよせて、万人の万人による万人のための統合学の確立と実践を目指している。主な業績は、「Perspectives on Sustainability Assessment」(2012年,World Futures)、「Environmental leadership capacity building in higher education」(2013年、Springer社)「自然といのちの尊さについて考える─エコ・フィロソフィとサステイナビリティ学の展開」(2015年、ノンブル社)、「Sustainability Science」(2016年、Springer社)など。

講演時間 19:30~21:30
参加費 会員・非会員:3,000円
申し込み方法 事前予約制。下記ご予約ボタンよりご予約ください。
支払方法 講演当日会場にて現金でお支払い下さい。
主催 世界連邦21世紀フォーラム
会場 日比谷図書館 スタジオプラス

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