東日本大震災が発生した直後は、この災害は日本を変えると誰もが感じました。それから、はやくも1年9ヵ月が経とうとしています。メディアの報道からは、復興は遅々として進まず、結局のところ日本は変わらないのだと、諦めの声が聞こえてきます。
しかし私はそう思いません。一見何もかわらない被災地の現場の裏側では、様々な取り組みが進んでいます。高齢化・人口減少時代の地域づくり、情報技術とコミュニティの融合、行政・民間連携によるまちづくり、経済発展でも社会貢献でもなく社会創造をめざす企業。いずれも、これからの日本や世界が直面する、ある意味最先端のテーマです。そうした分野において、被災地では続々と新しいモデル事例が生まれ続けています。しかも、中心的に担っているのは、行政・NPO・企業のいずれにおいても30代の若いリーダー達です。彼ら彼女らは被災地で次の社会が何かを肌で感じ、また実践しているのです。10年後20年後の日本と世界において、こうした新しいリーダーたちは大きな役割を果たすことでしょう。
今回の講演では、復興現場から新しい取り組みについて紹介させて頂いた上で、皆様には「日本と世界における東北復興の意味合いとは何か」、そして「日本人として復興のこれからにいかに関わりえるか」を議論して頂きたいと考えています。
東京と東北を往復する暮らしを続ける私にとっても、皆さんと意見を交わすことを大変楽しみにしております。
*** ご注意 ***
本フォーラムの講座は『予約制』となっております。ご予約無くご来場頂いた場合、講座へのご参加をご遠慮頂くことがございますので、予めご了承下さい。
各講座は定員になり次第、予約受付を締め切りとさせて頂きます。
本フォーラムは『会員制』となっております。原則的にお申込み順での予約受付とさせて頂いておりますが、一般の方のお申込みの場合、会員の方のお申込みを優先させて頂きますので、予めご了承下さい。