現在、私たちの社会は閉塞感に溢れ、人は内向きになり、さらに自然災害や金融財政破綻やテロといったグローバル化したリスクにもさらされているとされます。けれどもそうした状況は負の側面ばかりではなく、別な視点から見れば、これまで築き上げてきた社会がそのままのカタチで発展していくことの限界を示すと同時に、それに代わる「新たな社会が生まれ出る前兆」として見ることもできます。
そこで、私たちを取り巻く世界を11の階層に分けて、各々の階層で生じている「矛盾」にあえて目を向けて、その「矛盾の臨界点が新たな世界が生みだされる可能性の最前線」として捉え、それを「世界創造MAP」として紹介し、これから起きるであろう社会変革の予測をしてみたいと思います。つまり、この世界は可能性と創造性に溢れており、私たちはとてもエキサイティングな時代に生きていることを、参加者の皆さんと一緒にシェアしたいと思います。
■木戸寛孝(NPO法人世界連邦21世紀フォーラム理事長 )
世界連邦運動協会 常務理事。1969年生まれ。慶応大学法学部卒後、(株)電通に入社。電通を退社後、1999年10月から2003年3月まで千葉県香取市で農業に従事。2003年11月から、国際NGO・World Federalist Movement of Japanの事務局次長として、2002年オランダ・ハーグに常設された国際刑事裁判所(ICCに日本政府が加盟するためのロビー活動を行う。2007年10月1日、日本政府はICCに加盟。(株)umariではコンセプターとして地域活性事業や東北震災復興事業に関わる。丸の内朝大学では、日本の神話や幕末の歴史を紹介する講座の講師を務める。ライフワークとして日本の古来より伝わる「コトタマ学」の研究に取り組む。
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