現代科学は様々な面において人間に福祉をもたらしましたが、一方で核兵器とか、環境破壊とか、遺伝子工学とか色々なことがあり、そういう人間や生物全般の未来にとって見過ごすことのできない問題が起こっており、その方向を見誤るならば人類の未来も危ういと言わざるを得ない状況になっています。
一方で、科学は価値中立的で倫理的善悪に関わりがないとか、一般に科学は倫理とは関係がなくそれ自身独立に研究されるべきものであるといった概念が流布されがちです。倫理などとは関係なしに、ただ自分の専門領域に閉じ籠もって新しい事実を見つけ、今までにないものをつくっていけばよいというような暗黙の了解が長くとられてきました。けれども現状を鑑みれば、科学と倫理ということが厳しく問いかけなければならない時がきています。
そうした時代背景の中で、21世紀を生きる私たちは、どのような宇宙観、自然観、世界観をもつべきなのかを、参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
■木戸寛孝(NPO法人世界連邦21世紀フォーラム理事長 )
世界連邦運動協会 常務理事。1969年生まれ。慶応大学法学部卒後、(株)電通に入社。電通を退社後、1999年10月から2003年3月まで千葉県香取市で農業に従事。2003年11月から、国際NGO・World Federalist Movement of Japanの事務局次長として、2002年オランダ・ハーグに常設された国際刑事裁判所(ICCに日本政府が加盟するためのロビー活動を行う。2007年10月1日、日本政府はICCに加盟。(株)umariではコンセプターとして地域活性事業や東北震災復興事業に関わる。丸の内朝大学では、日本の神話や幕末の歴史を紹介する講座の講師を務める。ライフワークとして日本の古来より伝わる「コトタマ学」の研究に取り組む。
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