震災から5年の歳月が過ぎました。非常に象徴的な出来事ではありましたが、戦後に築き上げてきたシステムが機能せず大きく崩れ始めるという意味においては、社会はますます「不確実性」にさらされることは間違いないでしょう。そのような状況において、私たちが愛と勇気を持って人生を歩んでいくためには、どのような「心のもち方」や「行動と選択」が求められるのでしょうか・・・。課題を解決すること(自己実現)も大切ですが、より根本的な私たちの存在そののもの「あり方」が問われているかも知れません。本映画の3人の数奇であり、また日常的な人生の物語を通じて、そのことについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
■プログラム:
12:30 開演・ご挨拶
12:45 「別れかた暮らしかた」上映開始
14:30 休憩
15:00 パネルディスカッション
16:00 交流会
16:30 退場
■モデレーター:
木戸寛孝(NPO法人世界連邦21世紀フォーラム理事長)
http://www.wfmjapan.com/
■司会:
野田武志(NPO法人世界連邦21世紀フォーラム事務局)
【参考情報:映画についての情報】
4浪して大学をドロップして自転車でケーキを売る男。
色んなものから足を洗い、ゴミを再生して生きる男。
震災のあと農業を始めた果樹園の跡取り息子と
移住した札幌で店を経営する妻。
3つの暮らしかたの話。
キラキラして見える彼らの人生の本当のところ。
葛藤も理想も現実も。
3年以上に渡り寄り添って目の当たりにしてきた景色。
選んだもので、未来ができる。
別れたもので、人生ができる。
どこにでもある3つの人生が、たのしむ覚悟をきっとおしえてくれる。
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毎年夏至と冬至に東京タワーを始め全国の2万件の施設が消灯、600万人が参加している「100万人のキャンドルナイト」の運営に2003年から関わってきた。キャッチコピーは「でんきを消して、スローな夜を。」その中で、「スローってなんだ」「こんなことで社会は変わるのか?」そんなことをいつも考えてきた。1年に2回、電気を消すだけじゃ、社会は変わらない。でも、ヒントにはなる。それがわたしの今、思うこと。さて、彼らの人生にも(自分の選んだ人生にも)、同じような感覚がある。なんでもいい、あなたの人生のヒントを持ち帰ってもらえたら、嬉しいです。
■映画監督&パネリスト:伊藤菜衣子(暮らしかた冒険家/クリエイティブディレクター)
毎年600万人が参加する「100万人のキャンドルナイト」運営とクリエイティブを担当。広告制作業を生業とする傍ら、暮らしにまつわる常識を見つめ、作り直す冒険中。代表作に「結婚キャンプ」「弊町家(熊本)」「終わらない自問自答(21_21 DESIGN SIGHT)」など。「君たちの暮らしはアートだ」と坂本龍一ゲストディレクターに指名を受け、札幌国際芸術祭2014にてに「hey, sapporo」プロジェクトを発表。
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