団塊の世代が75歳になるのが2025年です。75歳を超えると、多くの人に介護が必要になります。この介護を担うのは、団塊ジュニア世代です。
団塊ジュニア世代は、過去の介護世代と異なり
(1) 兄弟姉妹が少ない
(2) 未婚者も多い
(3) 結婚していても共働きが多い
(4) 晩婚化・高齢出産化により50代でも子育て中のことが多い
といった特徴があります。つまり、団塊ジュニア世代の介護は、過去のように親族に分散することができず、1人あたりの介護負担が極端に大きいのです。長男の嫁が犠牲になれば済んだ時代は、とっくのむかしに終わっています。
ほとんどの人にとって、親の介護は、自分が定年するまでに起こる事件です。過去のように、親族のリソースには期待できませんから、これからは多くの人が「仕事と介護の両立」に迫られます。しかし、それは簡単なことではありません。
結果として、これから10年の間に、介護離職は爆発的に増えていくことになるでしょう。安倍政権は「介護離職ゼロ」を掲げていますが、財源に苦しむ日本の社会福祉は、この方針とはむしろ逆方向に向かっています。
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