金正恩朝鮮労働党委員長、トランプ大統領と直接交渉し、5月までの米朝首脳会談へと導いた韓国の鄭義溶(チョンウイヨン)大統領府国家安保室長は、2000年にアジア政党会議(ICAPP)をホセ・べネシア元フィリピン下院議長とともに設立。アジアで最大規模の政治家同士が率直に意見交換できるフォーラムに育て上げた。首脳会談合意へと導けた背景には、鄭氏の長年にわたるアジア、世界各国の政治家との信頼関係なくしてあり得なかっただろう。日本の政党で国際交流担当者として鄭氏と交流してきた立場から外交のカギについて考察する。2014年IMF報告が明らかにした先進国G7のGDPを超えた中国やインド等のアジア諸国が多くを占める新興G7の経済動向、そのアジア力をアジア共同体へと結びつけようとしているICAPPの最近の動きを検証する。世界連邦の実現に向け、世界連邦運動とICAPPが協力しあうことの重要性について議論する。
■鈴木 賢一(政党事務局副部長)
政党事務局副部長(国際・政策・広報担当)。
米国マハリシ経営大学政治学部卒業。国際ロータリー国際親善奨学金を授与され英国エセックス大学大学院社会学修士修了。マーガレット・サッチャー財団日本代表事務所、チャールズ・グラスリー米国連邦上院議員事務所でインターン。1994年に新党さきがけ政策調査会事務局入局。1997年民主党事務局に入局し、政策調査会、国際局、広報戦略本部、選挙対策委員会、幹事長室で職務に従事。民主党在職中、英国政府チーブニング奨学生としてロンドン・スクール・オブ・エコノミクス留学、労働党本部でインターン。2012年に国民の生活が第一に移籍し事務局部長。2016年民主党事務局復職。2018年より希望の党事務局に出向。論考に「ブレア―・英政権三選と首相の主導運営」(『議会政治研究No.75』)、「官邸主導時代の政府広報のあり方~英・ブレア政権との比較・検討から~」(『論座』2007年6月号)。
*** ご注意 ***
本フォーラムの講座は『予約制』となっております。ご予約無くご来場頂いた場合、講座へのご参加をご遠慮頂くことがございますので、予めご了承下さい。
各講座は定員になり次第、予約受付を締め切りとさせて頂きます。
本フォーラムは『会員制』となっております。原則的にお申込み順での予約受付とさせて頂いておりますが、一般の方のお申込みの場合、会員の方のお申込みを優先させて頂きますので、予めご了承下さい。